大阪府の君が代条例案の件

http://www.asahi.com/national/update/0513/OSK201105130188.html
http://alfalfalfa.com/archives/3274394.html


この件については、東京都が前例としてありますので、どうしても最近大きな問題となった表現規制問題と絡めて考えたくなるのですが、橋下知事が更なる表現規制青少年健全育成条例の改正を支持獲得の資源として利用しようとした時、その種の攻撃は東京都の場合よりはるかに容易である様な気がします。なんせ自分の意のままに動く大阪維新の会過半数以上を占めているわけですから。どれだけ条例の問題点を指摘したり、反対の声を挙げても意味がなくて、今回の君が代条例案が粛々と可決される様に、表現規制条例案も粛々と可決されるだけです。それこそ「慎重な運用を求める」という付帯決議すらつかないでしょう。


アルファルファ界隈ではサヨク叩きや公務員叩きに酔っている様ですが、もしその人達が表現規制に反対であるのなら、そんなに無邪気に酔っていていいのかと言う気もするんですけどね。東京都という痛い前例がありますし、橋下知事も今までの振る舞いを見ると、表現規制問題に本格的に乗り出す可能性は十分にある様な気がするのですが。


でも文字どおり、左翼=共産主義者が攻撃されているというのに、ネットで恒例のニーメラーさんの文章は全然見かけせんね。この君が代条例案が実際に議会を通る時も殆ど出てこないのでしょうけど。自分達を共産主義者=左翼には喩えるが、当の左翼が攻撃されている時は沈黙するニーメラーさんのコピペ。


まあ、それにしても議会で大阪維新の会過半数をとって最初に目立った事をするのがこれですか。ブクマでもありましたが、昔の光栄三国志諸葛亮の様に、「ほかにすることはないのですか」と言いたくなるのですが、こんな事しか出来ないのでしょうね、多分。