2005-01-01から1年間の記事一覧

「フリーター」・「ニート」・説教くささ

http://d.hatena.ne.jp/border68/20051217 http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20051223/p1 僕は、4〜5年前にフリーター問題について調べる機会があって、色々と資料を取り寄せたり、若年者と接している現場の人に話を聞きに行ったりしたことがあった。 当時…

愛国心ゆえの批判

ケツの穴小さすぎ ブログ『北国tv』: 反米嫌日戦線「狼」(反共有理) 死ぬのはやつらださんが北国tvを追い出されるきっかけとなったエントリ「日本、嫌い?」。 その文章をいいげるブログさんのところで拝見。今更ですが。 いいげるブログ 2005年12月14日 …

ネオリベの象徴としてのディープインパクト

競馬の話題で。ディープインパクトが有馬記念で2着。 未だに寺山修司の競馬エッセイとかを時折読んでいるアナクロな僕は、ディープインパクトの様な父サンデーサイレンスの良血馬が勝利を収め続け、「競馬に絶対はある」みたいな感じで語られるのは、生育環…

郊外型店舗と今後の都市政策・国土政策

郊外出店規制じゃなくて、中心市街地商店廃業強化が必要じゃね?: R30::マーケティング社会時評 僕の家の近くでも、郊外型店舗のおかげで、最寄りの商店街も昔は専用のバスが出るほど賑わっていたのに、今はお化けが出そうなアーケード街になっているし、普…

マル激

テーマは「小泉政治とは何だったのか」で、ゲストは橋本晃和氏(政策研究大学院大学教授)。番組内で興味深かった事を幾つか。 橋本さんは、今回の9.11選挙について、「成熟する民意」(今後のためには負担もやむを得ないと考える民意)と「保身する民意」(…

実際は100対5の話

恥ずかしい話なんだけど、高校生の頃、落合信彦の「20世紀最後の真実」を読んで、ユダヤ人は600万人殺されたのに戦後は人口が増えているという話を読んで本当はユダヤ人虐殺はなかったんだと間に受けていた時期があった。今で言う「南京市内には20万人しかい…

岡崎さんに激賞されるのは良い事ではない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051215-00000005-san-pol 「日米関係が良ければ中韓はじめ、世界各国と良好な関係が築けるというのが基本だ」。先月、京都を訪れたブッシュ米大統領と会談した小泉首相は明言し、岡崎久彦元駐タイ大使を「なまじっかな…

マル激

テーマは「憲法シリーズ第5弾:アメリカ依存から卒業するためにも憲法改正は必要」で、ゲストは石破茂元防衛庁長官。 彼の喋り方には何か受け付けないものがあるけれど、愛国心等を憲法に書くといった考え方とはちょっと距離があったり、普天間の滑走路反対…

「子供の安全」ではなくて「親の安心」の問題

taknews.net-blog: �ѥ��������̥���������������ʥ��Ȱ�������(�Ȥ������ñ�ʥ�������) 明らかに親や学校に殺される子供のほうが圧倒的に多いのだ。しかしそれでもなおメディアは変態を異常に強調し、一般大衆のおバカはそれに意図も簡単に乗り不安を叫び続ける。…

男系維持派の「伝統」と僕達の「伝統」は違うのでは

今回は結構大きいテーマ。「なぜ女性・女系天皇は天皇制の根幹に関わる問題なのか」 ゲストは日本大学法学部教授の百地章氏。男系天皇維持論の方。 百地氏は、八木秀次氏の様に、さすがに例のY染色体説までは持ち出さなかったけど、「女系論を認めると、左…

実際はまだこんなもんか

http://job.yomiuri.co.jp/library/column/li_co_05120201.cfm 教えている女子大生のうち、6割が結婚や出産を機に、結婚や出産を機に仕事を辞めて家事や育児に専念したい、仕事と家庭の両立は無理だと考えているというジャーナリストの秋葉ふきこさんの記事…

それもまたジェンダーだと思う

喪男道 2005年12月02日 「世間の女性は総じて高望みであり年収の高い男性ばかりと結婚したがる。そしてスペックの低い男性とは結婚したがらない。」ことについて、統計データを出されて主張。 「高望み」とか「年収の高い男性ばかり」とまではどうかと思うけ…

平和のための犠牲論

2005-12-01 id:kwktさんが参加された高橋哲哉×萱野稔人トークセッションの内容。「犠牲」について興味深いところがあったので。 自らを国家の犠牲にするということが、日本の犠牲よりもはるかに多い犠牲をアジアに与えることとなった。国家への自己犠牲が他…

汚れた鷹

西村真悟氏が弁護士法違反で逮捕。彼の政治信条には全く同意できるところがなかったけど、新聞記事を見ると、地元に利益誘導を行わないそれなりにクリーンな政治家だったみたい。 今回の逮捕は、佐藤優氏が指摘した「汚れた鳩」と「きれいな鷹」の話のとおり…

マル激

テーマは「『会社は誰のものか』論を嗤う」で、ゲストは小林慶一郎氏(経済産業研究所研究員)。 小林さんは通産省出身の官僚エキスパートみたいな感じの人で、良いか悪いかの価値判断の問いについて、回答を保留したがるあたりに、いかにも官僚っぽいところ…

僕達も共犯ではなかったのか

はてなブックマーク - hontsuna.net http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20051121/p3 http://utaukaeru.exblog.jp/3803644 かの宮崎勤氏の部屋の映像で印象操作が行われていたという話。普通のアニメや雑誌が大半であったのにも関わらず、若奥様のなんたらかん…

マル激

丸激トーク・オン・デマンドって、昨年年末にやった、ダウンタウンのガキの使いの「絶対笑ってはいけない温泉宿 1泊2日の旅 in 湯河原」の仕掛けで出てきた、ラジオ番組の「湯河原オーマイマインド」に語感が似ていますね。どうでもいいけど。 今回のテーマは…

物語としての歴史

id:bluefox014さんの11月15日の日記の感想。 物語を得るために自ら騙される、ということなのだろうか - クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート) それはおそらく、自らを騙した代償として彼/彼女らは「物語」を獲得できるからだ。その物語は彼/彼女らを「苦…

マル激

テーマは「鈴木宗男は何と戦っているのか」。 今回のゲストは鈴木宗男氏。番組内の主張の趣旨は以下の通り。 北海道で自民党が負けたのは、北海道が「負け組」であり、大都市優先、地方切り捨ての新自由主義に対して明確に意思表示をしたからだ。今回自民党が…

プチ不平等

山口二郎教授の分析。 http://yamaguchijiro.com/archives/000257.html 現在の政治潮流の分析と民主党への提言。といっても文章を見る限り、あまり民主党には期待していないような気が。 住宅面での衒示的消費の象徴である六本木ヒルズを見てもうらやましい…

マル激

今回のテーマは「米国産牛肉輸入問題とは何だったのか」。 単純に経緯を書くと、BSEのために現在前面輸入禁止になっている米国産牛肉について、内閣府・食品安全委員会のプリオン専門調査会で、「北米産牛肉と国産牛肉を同じ基準でリスクを評価することは科学…

竹中平蔵氏の公式サイトのスタッフ日記

http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/mania/2005/10/post_6c27.html http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/mania/2005/10/post_c9e1.html こうみると、フリーター=「負け組」論がそもそも間違っているとしか思えません。 あえていうならば、「真ん中…

民主党の改革はプロレタリア革命みたいなもの?

出席された方のレポートとか。 民主党は、ある程度の大きさの政府を目指す――前原誠司代表と「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会」レポート[絵文録ことのは]2005/11/01 民主党ブロガー懇談会速記録: R30::マーケティング社会時評 出席された方はすごく個…

マル激

テーマは「誰が何のために何の罪でフセインを裁いているのか」。ゲストはTVでもよく見かける大野元裕氏(中東調査会上席研究員)。前半は、現在のイラク情勢を中心とした話題で、後半はアメリカと日本の外交が中心の話題だった。 米兵死者も2,000人を超え…

使い捨ての死

http://d.hatena.ne.jp/kenkido/20051029 ある男性の死の話。 雇用等が流動化しているにも関わらず、再挑戦可能性が一向に担保されない今の日本では、死に至らないまでも、この様な境遇の人達が増えているのは想像するまでもなく明らかなことだろう。 僕は、…

語り継がれる記憶〜7月1日のマル激から(2)〜

id:botticelliさんの10月20日付けの日記。 仲良くなった中国人学生にTちゃんという子がいたのだが、彼女と話していて驚いたのは、先の世界大戦が非常に彼女には身近に感じられていた、ということである。なぜか。それは、彼女が小さいときに祖父母から戦争…

歴史的敏感さ〜7月1日のマル激から

7月1日のマル激は、「『過去の克服』のために今、日本がすべきこと」(佐藤健生拓殖大学教授)がテーマだったが、非常に面白かったし、多くの示唆に富んでいたように思う。 その中で、ドイツ人と日本人のセンシビリティの違いの話題になって、佐藤氏が、ハ…

マル激

テーマは「私はなぜ戦わなければならなかったのか」(ゲスト:亀井静香衆院議員)。 亀井氏は「政治家というのは、どんな危険があっても正しいと思うことについては、突き進んでいかなければならない」という主張の中で、例として吉田松陰とチェ・ゲバラを出…

南京事件についての雑感

id:kemu-riさんの日記から。 彼らは「南京30万虐殺」しか論議しようとはしない。「南京事件」を議論しようとしない。日本軍が中国で何をやったのかを議論しようとしない。中国は嘘吐きだ、それでお終い。 結局、最近の南京大虐殺否定論というのは、歴史学的…

靖国参拝について思うこと

小泉首相の靖国参拝は絶対するであろうと思っていたし、特に深い感慨は持たない。 しかしながら思うのは、http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051018k0000m010132000c.htmlで見るように、例えば常任理事国問題や東シナ海ガス田問題だけをと…