大阪維新の会の議員が議会での発言に謝罪を求めている件

堺市議会の大阪維新の会の議員の方が、疑惑をかけられたという事で、ブログ上で怒っておられていました。


政治家の本分 | 池田かつしBlog
堺市議会(北区選出)の長谷川俊英氏が指摘した内容についてご説明申し上げます。(PDFファイルを開きます)


同じ堺市議会の長谷川氏が、領収書とかの資料を入手して、議会で発言をしたみたいなのですが、疑惑は事実無根だという事で、疑惑をかけた長谷川氏に対して謝罪を求めている様です。


勿論、僕も事実無根な疑惑を掛けたのであれば、当然謝罪すべきだと思うのですが、でも大阪維新の会的には「議員が議会において、入手した資料の真偽を正すべく、質疑を行うのは、むしろ市民から与えられた職責」で、「強制捜査権のない議員が、疑惑文書の真偽を確定、調査した上でなければ質疑ができない、というのであれば、疑惑の追及は「するな」 ということになり、議員の自由な言論を阻害するものであって」許容されるものではなく、「市民には真実を知る権利があり、議員は市民の代表として自由な言論のもとで質疑を通じて真実を市民に明らかにするよう努め、その事実に基づいて市民が判断する、これが民主主義の根幹」ではなかったでしたっけ。


捏造リストの件で、大阪市会議員団の機関紙で気高くそう回答されていた様にも思うのですが…。大阪市ではそうだが、堺市では違うという事なのでしょうか。それとも組合や職員の疑惑はそうだが、自分達の疑惑の場合は違うという事なのでしょうか。「民主主義の根幹」という割には、時と場合で色々違う様な気がしますが。


議事録はまだ堺市の市議会ホームページにアップされていない様ですが、pdfファイルの中に記載されている様に、「議員として当該法人への口利きをしたのではないか」という言及だったら、断定まではしていないわけですしね。一部断定的な表現をして市議会で質疑しても、当事者に謝罪しなくていいはずだったのに、断定まではしていない様に見えるこの表現は謝罪の対象になる様で、維新の会の「謝罪」の基準はよく分からないです。