靖国参拝について思うこと

小泉首相靖国参拝は絶対するであろうと思っていたし、特に深い感慨は持たない。


しかしながら思うのは、http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051018k0000m010132000c.htmlで見るように、例えば常任理事国問題や東シナ海ガス田問題だけをとって見ても、国益への影響は明白なのに、靖国参拝に行くのは、何か国益に関する物凄い思慮があってのことなのか、それとも全く何も考えていないのかどっちかという事だ。おそらく後者の方だと思うが。


今回は、靖国参拝中止を外交カードとして使える最後の機会だと思っていたし、参拝中止と引き換えにそれなりの対価を中国から引き出せたと思う。そういった計算の結果、参拝した方が国益に資するというのならわかるが、とてもそこまで計算していたとは思えない。


以前のマル激で、「ここまでして靖国に行く真意は」と問われた山口二郎氏が、「1回言ったことを曲げるの嫌だという、それ以上の理由はわからない」と呆れた様に答えていたのが思い出される。