それもまたジェンダーだと思う

喪男道 2005年12月02日
「世間の女性は総じて高望みであり年収の高い男性ばかりと結婚したがる。そしてスペックの低い男性とは結婚したがらない。」ことについて、統計データを出されて主張。


「高望み」とか「年収の高い男性ばかり」とまではどうかと思うけど、「女性が結婚する時に、収入の安定を最も重視する」のは他の統計でも見られる事だし、ある程度正しいと思う。


この様な社会的成功が男性の魅力となっているという構造自体が、高度成長期の性役割分業によってつくられた感情レベルのジェンダー意識なわけで、男女ともに多様な生き方を選択し得る社会の方が望ましいと考える立場からすれば、こうした構造はあまり好ましいものではないと思うし、僕もそういう考え方だ。


しかしながら、上記ブログやコメント欄を見ると、そういう女性の人達(のジェンダー意識)に批判的であるように見えながら、ジェンダーフリー批判にもコミットメントされているようなので、立場として矛盾しているのではないかと思ったりした。女性批判がメインだから、あまりそこらへんの整合性には気を使ってないのだろうけど。