岡崎さんに激賞されるのは良い事ではない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051215-00000005-san-pol

「日米関係が良ければ中韓はじめ、世界各国と良好な関係が築けるというのが基本だ」。先月、京都を訪れたブッシュ米大統領と会談した小泉首相は明言し、岡崎久彦元駐タイ大使を「なまじっかな学者には持てない洞察力」とうならせた。



この記事の上記の部分は、ある意味笑い話なのかもしれないけど、岡崎久彦さんに激賞されるというのは、果たして喜ばしいことなのだろうか。前に、マル激で出てきた加藤紘一さんが、「理知の範囲、議論の範囲を超えている」「信仰に近い」と評していた岡崎久彦さんに。


僕も、岡崎さんの「今までアングロサクソンに付いて行った方が上手く行ったから、今後もアングロサクソンに付いて行けば安泰だ」的な物言いの裏には、深い知識や国益計算、深謀遠慮があった上で、あえて判りやすい言い方をしているのではと思った事があるけど、ここ最近は、「彼は本当にこの程度の認識しかないのではないか」としか思えなくなってきた。


でも、上の記事によると、産経新聞では、今回の東アジア首脳会議で、「小泉首相靖国問題を逆手に取り国際舞台で中国を牽制(けんせい)できた」ことになっているのか。岡崎さんを持ち出してくるあたりといい、何か非常に無理矢理な感じがする。