愛国心ゆえの批判

ケツの穴小さすぎ ブログ『北国tv』: 反米嫌日戦線「狼」(反共有理)


死ぬのはやつらださんが北国tvを追い出されるきっかけとなったエントリ「日本、嫌い?」。
その文章をいいげるブログさんのところで拝見。今更ですが。


いいげるブログ 2005年12月14日


読んでまず思ったことは、国を愛するが故に批判をすることを、このエントリの著者(nemo氏)はどう思っておられているのだろうという事だった。


僕も、時々日本の批判(=悪口)を言うことがある。それは、例えば、自分の属する国が年間3万人も自殺者が出るような不幸な国であって欲しくないからだし、少なくとも欧米並みに女性の人生の自己実現が可能な国であって欲しいからであるわけで、僕はこれは「愛国心」だと自分では思っているのだけど、nemo氏にとっては違うのだろうか。


nemo氏がどの様なナショナリズムを持たれても、それは個人の勝手だ。しかし、エントリから想像されるような、言葉のごく表面でしか「愛国心」を判断できないナショナリズムをもしお持ちであるなら、その様な幼稚なナショナリズムは、結局は日本にとって大きなマイナスに繋がるだけだと僕は思わずにはいられなかった。


それはつくる会の人達やその信奉者の主張についても思う事で、彼らは「この様な自虐的な歴史教育では、日本に誇りが持てない、愛国心が育たない」と言う。僕は、この様な考え方にはあまり同意できない。日本に誇りを持つために、歴史を歪曲するのならば、その方が僕は日本の誇りを汚すことだと思うからだ。
彼らの言う「誇り」や「愛国心」は、僕にはどうしても底が薄いものの様に聞こえてしまう。