マル激

今年第1回目のマル激は、「2007年問題を乗り越えるために団塊世代が今すべきこととは」がテーマで、ゲストは民主党菅直人衆議院議員


最近、菅さんは「団塊党」構想なるものを御自身のホームページで打ち出されている。
具体的には、菅さん御自身の言葉を借りれば、「団塊世代が間近に還暦を迎え、2007年問題と言われる大量定年退職が始まり」、「サラリーマン、特に都市のサラリーマンが定年になって地域に戻ってきた時に、そのエネルギーを活用する場」を作るための「自発的に活動する人のネットワーク」とのこと。


http://www.n-kan.jp/email-11.html
団塊党準備室


前に見ていたマル激では、宮台真司さんは、菅直人さんに対しては評価を保留する感じが見受けられたけど、今回は見ている限りでは、菅さんを非常に高く評価している感じだった。
宮台さんは常々「米国(宗教・結社)や欧州(地域共同体)の様なバックボーンがない日本では、小泉的ネオリベ過剰流動性が進行し過ぎてしまうと良くないことが起きる」と危機感を表明されているけど、菅さんの「団塊党」構想を過剰流動性の進行への処方箋の一つとして捉えているみたい。


また、菅さんは小泉ネオリベに対抗するためには、民主党は「欧州的社会=第3の道」路線を打ち出すべきだと明確に分かっていて、前原さんは口ではそれっぽいことを言っていても、特に最近はあまり状況が見えていない近視眼的なところがあるから、宮台さんも神保さんも菅さんにすごく期待しているように見えた。番組の最後に、今年の民主党代表選への立候補の言質をとろうとしているかの感じだったし。


僕自身が「第3の道」的な政治志向を持っていることもあってか、今回のマル激の菅さんの主張には納得したり、同意できたりするところが非常に多かった。菅さんはディベートも強いし、次期の民主党菅直人代表、小沢一郎幹事長で行って欲しいなと感じた次第です。