Bバージンと「レイプ神話」

でも、この事件って、上の記事の「ぐへへへへ」発言とか「パーティーとはそういうものだと思っていた」発言とか見ていると、彼らがこの様な行動を行うことについて、罪悪感をほとんど持っていない様に見える。


レイプ事件を「若い女性が、突然見知らぬ男性から襲われて被害に遭うもの」とするレイプ神話(実際は加害者の多くは、被害者と顔見知りである場合が多い)というのがあって、その為に、被害者女性が自分の被害をレイプと認識できなかったり、周りに言ってもまともに聞いてもらえなかったりするんだけど、今回の事件は加害者側に「レイプ神話」が働いた様な気がする。


「顔見知りだし、酒の勢いで盛り上がってやるんだから、これはレイプではない。」という意識。


学生の時読んでいた漫画のBバージンでも、「お酒で女を酔わせてやっちゃえ」というシーンがあったけど、僕もこれは犯罪(レイプ)だと思って読んでなかったしね。10数年前の漫画だから今に当てはめるのもどうかと思うけど、昔とそんなに状況も変わっていない様な気もするし。


結局、「デートレイプ」という言葉もまだまだ一般的でない部分があるから、この様な行為の犯罪性を男性の意識にもっと働きかけるということに尽きるんじゃないかと思う。「レイプ神話」の解体は急務です。