平沼氏のコペルニクス的馬鹿者発言

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C478131471/E20060202110208/index.html


平沼氏の「愛子さんが海外留学中に青い目の外人と関係を持って、もし結婚すれば、その子供が将来の天皇になる。その様なことは起こしてはならない」との発言。


他のブログやブックマークでも叩かれているけど、愛子さんに結婚相手を選ぶ自由が実質的にほとんどない今の状況では、この様な仮定はまず全く無意味だし、また女系天皇であろうがなかろうが、海外留学中に青い目の恋人が出来て結婚すれば、その子供が将来の天皇になるので、青い目の天皇候補者が生まれる可能性は全く変わらない。何故女系天皇がいけないのかの因果関係が全く不明なトンデモ発言


けれど、妻と話しているときに丁度この話題になって、「平沼氏が何故こんな馬鹿な発言をするのかわからない」と言ったら、「皇太子が男性だったら、もし問題が起きても(相手が妊娠しても)なかったことに出来るからと違うの?」と妻が答えたので、僕は思わず納得してしまった。


つまり、男性であるならば、海外で青い目の恋人と問題が起きたとしても(こういったことを想定すること自体が不謹慎だけど)、色々と裏工作をして手切れにすれば、国民にはその事実を知られることなく、結婚までには至らずに隠蔽することが出来る。
しかし、女性であるならば、青い目の恋人と何か問題が起きた場合、それ(妊娠)は本人の身に降りかかってくる出来事なので、国民に隠す裏工作が出来ず、結婚して子供を生まざるを得ない。そこが違うのではないかと妻は言うのだった。


もちろん、平沼氏の真意はわからないので、妻の意見は全く推測でしかない。ただ、平沼氏がかのY染色体論主張論者であったとしても、上の「青い目の天皇」発言は、あまりにコペルニクス的馬鹿者過ぎる発言なので、こういった事を裏で考えている可能性は全くないわけではないと思う。


だから、僕は平沼氏の擁護のためにも、「彼のこの発言は頭が悪いからではなく、妊娠した女性に対して、お金とかを積んだりすれば何とかなる、手切れにできるという価値観を持っている人だからという可能性もある」と指摘したい。全然擁護になっていなければ申し訳ないけど。