マル激(第254回)

今回のテーマは、「耐震偽装の深層 安全な建物とは何なのか」で、ゲストは多田英之氏(日本免震研究センター代表、一級建築士)。


多田さんが結構好き勝手に色々話すので、神保さんや宮台さんのフォローを色々と要していたけど、そもそも「耐震強度」と言われているのがさほど絶対的なものではなくて、地震が来て見ないとわからない面が結構あるらしい。耐震偽装問題の「偽装」が問題になっているけど、「耐震」それ自体がどれほどのものなのかという話で、聞いていて新鮮な驚きがあった。


番組の後半は、免震構造の話。免震構造にすると、4秒で一揺れになって、骨組みとかも耐震を気に使わなくていいので、本当は値段は安くなるらしい。多田さんは、大企業が「高付加価値化」とかいって高く売ろうとしているので、けしからんといった感じだったけど。


多田さんは近所のうるさい御老人といった感じの人なので、「免震構造ってどれほどのもんかいな」と思っていろいろ検索してみたら、昨年度の日本建築学会で大賞を取られていたらしい。眉唾じゃなかったんですね。
2005年日本建築学会賞 各賞受賞者発表!


後、免震構造についての参考リンクを。
http://www.jssi.or.jp/gaiyou/shoshin/sho-0.htm(社団法人日本免震構造協会のサイト。非常に簡単な免震建築の紹介。)
高山峯夫のホームページ福岡大学の高山峯夫教授による免震構造の解説。どうやら今回のゲストの多田さんのお弟子さんの様な感じ。)