若者と歴史教育

色々と話題になっている東京新聞の記事。
信頼と誇りある教育復活掲げる 「都教連」が発足(東京新聞)

会では会長の長沢直臣・都立日比谷高校校長が「教育現場に特定のイデオロギーを持ち込まず、美しい日本人の心を育てる教育の推進に組織的に取り組む時期がきた」とあいさつ。また、将棋の永世棋聖で都教育委員の米長邦雄氏が講演し、「従軍慰安婦南京大虐殺はでっち上げ。間違った歴史教育のために父母や祖父母を尊敬できない気持ちが生まれ、日本の若者がだめになった」などと話した。



この手の「最近の若者は駄目になった→(歴史)教育が悪い」論というのは、小林よしのりの「戦争論」にもあった様な気がするなあ。保守派のありきたりの論調パターンの一つなんだろうね。


戦争論の場合は、最近の若者=「権利はいくらでも主張するが義務は納税くらいしか負わない」「東京裁判洗脳されっ子の個人主義」だったんだけど、特に最近は、「フリーターやニートの増加」やら、オレオレ詐欺ホリエモン騒動に代表される「拝金主義」やら、燃料には不自由しないので、この手の噴きあがりが再燃しているということなのかもしれない。


それはともかく、ネットを見ていると、米長氏が言う「間違った歴史教育」の影響から脱していると思われる人達の方がはるかにお行儀が悪く見えるのだけど、それは僕だけなのだろうか。