安倍氏の教育基本法改正発言

安倍氏、教育基本法改正に意欲…損得超す価値教えたい

安倍長官は、改正の意義について「損得を超える価値、つまり家族を大切にする、地域のために頑張る、国に貢献することの尊さを教えるための教育改革を行いたい」と強調した。
現在の教育の問題点としては、「子供が親を殺したり、親が平気で子供を捨てたり、金もうけがすべてという風潮がある。戦後60年間、損得ばかりを価値の基準に置いてきた結果だ」と指摘した。

安倍晋三氏はあまり賢くないんじゃないかというのは、前から薄々と判っていたつもりだけれど、さすがにこの様な発言を聞くと、彼がダントツで次の首相候補NO.1になってしまう今の日本って何なんだと思う。


で、「家族を大切にする、地域のために頑張る、国に貢献する」という人物のイメージの像って、この手の安倍氏の様な保守の頭の中では、戦時中の兵士のイメージだったりするんだよね。
小林よしのり戦争論もそうだったし、本田由紀さんのもじれの日々で紹介されていたさかもと未明の発言も典型的。「先の大戦を振り返りましても、親や郷里の家族のために、命を投げ出して戦おうとした男たちがあれだけいた、というのは世界に類を見ないと思うのです」。


安倍氏の「戦後60年間、損得ばかりを価値の基準に置いてきた結果だ」という言葉の裏には、多分「そうではなかった戦前」というのがある様な気がする。「戦後60年間」という言葉がわざわざ出てくるところあたりが。


といいつつも、僕は、実は安倍氏に期待しているのです。山口二郎さんが言っている意味で。


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小泉には目一杯突っ走ってもらってポスト小泉も安倍晋三みたいな中身の空っぽな政治家(笑)になってもらった方が、日本の政治はよくなると思っている。その方が、「リスクの社会化」路線プラス「アジア協調」、あるいは多極主義=マルチラテラリズムを軸とする対抗勢力が集まりやすい。21世紀の新しい社会民主主義勢力も結集しやすくなると思っている。だから私は立場をこえて、「安倍晋三ガンバレ」と言いたい(笑)。

これを読んだ時は、本当にその通りだと思った。温存されて、延々次の首相候補NO.1の期待感を煽られているよりか、早く首相になってもらった方がはるかにましだと思う。是非安倍氏には頑張って頂きたいと思います。