ホテル・カリフォルニア症候群

ホテル・ルワンダではなくて、イーグルスホテル・カリフォルニアと関連して。
渋谷陽一さんのロック―ベスト・アルバム・セレクション (新潮文庫)のレビューから。
ロック―ベスト・アルバム・セレクション (新潮文庫)

特にこのナンバーのもっている完成度、詞のみごとさ、そして、最後に続くあのギターのリフレインの素晴しさは今も決して古びていない。
(略)
本作の後、イーグルスは、このアルバムを超える作品を作らなければというプレッシャーにかなり苛まれたようである。メンバー自身もそのへんでかなり煮つまったような表現をしているが…
(略)
ホテル・カリフォルニア」にはまさに、イーグルス解散の前奏曲としての意味あいもあった。(p239)



大した事を書いていない拙ブログだけれど、時々はてなブックマークを頂くことがあって、(あまり今までネガティブなコメントを頂くこともなかったこともあり、)本当に嬉しかったりするんだけれど、単純に嬉しい事ばかりではなかったりする。


僕の場合、自分の記事のブックマーク数が20usersとか30usersとかぐらいでも超えたりすると、次の記事は、何かプレッシャーみたいなものがかかって、話のネタ自体から悩んだりして、結構筆が遅くなってしまう。今回も、日曜日に書いた記事のブクマが結構ついたので、昨日の火曜日に長めの文章を書いたんだけど、読み返して見るとあまりにたわいもないことしか書いていない様な気がしたので、結局アップしなかった。たぶん日曜日の記事がブクマとか全然ついていない普通の記事だったら、何のためらいもなく記事をアップできていたと思う。


この、「前の記事にブクマが結構ついたばっかりに、次の記事がなかなか書けなくなる症状」のことを、ロック史に名高い「ホテル・カリフォルニア」を作ったばっかりに、次のアルバムの産みの苦しみが酷く、結局は解散してしまったイーグルスに倣って、個人的に「ホテル・カリフォルニア症候群」と名づけているんだけど、これって僕だけの症状なのだろうか。


僕の場合、20usersとか30usersとかでも結構そういった症状があるので、まかり間違ってはてなブクマが50usersとか100usersとかついてしまったりしたら、一体どうなってしまうんだろうかと思う。まあ、そんなにブクマがつくようなことはないとは思うけど。


世のアルファブロガーさんは、読者の方の期待感みたいなものを感じながら、よく継続的に関心を持たれる様な記事を書けることに、嫌味とかじゃなくて単純に凄いなと思う。僕なんか絶対無理だな。