サヨク都市伝説

「手をつないで一斉にゴール」が全国各地で大流行している!? - Imaginary Lines


「手をつないでゴールインする徒競争」が、言われているほど行われていないということについて。一種の都市伝説みたいですね。


この話題に思わず反応してしまったのは、実はこの「手をつないでゴールインする徒競争」の噂を、本当だと思い込んでしまっていたからです。もちろん僕の時代も、徒競走はちゃんと順位をつけていて、走り終わったら1位の人の列、2位の人の列…と順番に並んで、足が遅い僕はいつもビリ近くの列に並ばされていました。


で、「今時の徒競走って手をつないでゴールインして、順位をつけないらしいよ」と大学生だったか社会人になった頃だったかに聞いて、「それだったら、小学生の僕は嫌な思いをしなくて済んだのに」と羨ましく思いつつ、「受験で否応無く競争に巻き込ませているのに、徒競走で順位をつけないというのがどれだけの意味があるんだよ」とちょっと腹立たしく思ったりもしていたんけど、これって都市伝説に乗せられていた可能性が高いということなんですね…。てっきり今の徒競走は「手をつないでゴールイン」がデフォルトだと思っていました。


思い返してみると、この話に乗せられてしまったのは、「学校の先生=左翼が多い」というイメージを、世間知らずとは言え、当時の僕も持っていたから、それで思わず納得してしまったんじゃないかと思います。「先生は左翼の人が多いし、「手をつないでゴールイン」ぐらいは不思議ではない」というイメージ。

前にトラカレさんのところで「福島瑞穂の迷言」都市伝説の記事が話題になったけど、これも同じ「サヨク都市伝説」のカテゴリーに入るのかもしれませんね。


自分でも馬鹿だと思うのは、自分も同じような「サヨク都市伝説」に乗せられていながら、福島瑞穂さんの迷言の話題の時に、「この程度の話題に乗せられている人はリテラシー能力が低いな」とか思っていたりしていた事なんですよね。この「手をつないでゴールイン」というのが、実際どの程度されているのか分かりませんけど、確認もせずに真に受けていたのは確かですし。リテラシー能力が低いのは、僕も一緒でした。


ところで、昔、兄と職場の人から「竹村健一が講演の際に、手話通訳の人の身振りがウザいからって、その人達を追い出した」っていう全く同じ話を聞いたことがあるんですけど、これも「竹村健一ならそういった事をしかねない」というイメージに便乗した都市伝説なんでしょうか。これも何か嘘っぽいな。軽くネットで調べてみても全然この手の話がヒットしないので、あまり有名な話ではないのかもしれませんけど。