「平和」については全力でスルー

「国を愛する心を育てる道徳の時間の指導の工夫.pdf


つい、先日クローズアップ現代で放送された愛国心教育の教師の方の研究レポート。読んでて結構面白かったです。


というのも、「日本のイメージは平和という児童が多い」し、「国を愛する」こととは「平和」、これからの日本に期待することは「世界平和のために頑張っていく」といった風に、認識調査では「平和」が結構登場するのにも関わらず、その後は「平和」が全く出てこなくて、全力でスルーされているからでした。(すいません、全力かどうか知りません。この言葉を使いたかっただけです。)


その下の「国を愛する心を育てるための視点」というのも、児童の国に関する認識を元に分類したと言いつつ、「平和」がスポッと抜けてますよね。「色んな花が咲く四季がある日本は素晴しい」と無理矢理教えるぐらいなら、「平和な日本は素晴しい」と教えた方がまだやりやすいとも思ったりするんですが。

 
やっぱり「平和」がスルーされるのって、「平和」がサヨク日教組的価値観だからなんでしょうか。それか、そもそも、愛国心教育の対象は「自然」とか「文化・伝統」とか「歴史」とかで、「平和」というのは、始めから愛国心教育の対象外という事なんでしょうか。どうなんだろ。それぐらいしか理由は思いつかないんですけど。