ジャミラと道徳の授業と藤岡信勝

id:kmizusawaさんが日記で小学校の道徳教材の記事にコメントをつけておられているのを見て、ふと、前にウルトラマンに出てきたジャミラを題材にした道徳教材の資料をネットで見たことがあったなと思い出しました。


で、「ジャミラ」と「道徳」でググッてみたら、ありました。昔見たやつもこれです。
新しい道徳の試み 題材 「故郷は地球」(棲星怪獣ジャミラ登場)

「故郷は地球」は米ソの冷戦構造の中で繰り広げられる、宇宙開発競争を背景にして、科学の進歩が人間にもたらす矛盾を批判的にとらえた作品である。勧善懲悪のヒーロー・ウルトラマン科学特捜隊が元人間であったジャミラを倒すとき子供達は何を考えどんな反応を示すであろうか。



でも、「故郷は地球」のジャミラのストーリーって、何気に国家に悪いイメージを植えつけそうな感じしません?ジャミラって宇宙開発の失敗を隠蔽するために母国に見殺しにされてるし。id:debyu-boさん開発?の教育相談的手法を使って授業すると面白そう。


「どうしてジャミラは水の無い惑星に放っておかれたの?」
「じゃあ今から変わり果てたジャミラの姿の写真を見せるから、ちょっと続けて」
「要するに国家は都合が悪くなれば、個人なんてすぐ見殺しにするということでいいかな?」


何か、モロに反愛国心教育クローズアップ現代に出てきた先生に愛国心教育を受けた子供達へのカウンター授業として如何でしょうか(笑)。


で、何気なくこの先生の研究成果のページを見ていたら、藤岡信勝氏の名前を発見。む、もしかしてジャミラの授業を通じて、子供達を自由主義史観に洗脳しようという企みか。引用されているのは教材作りの話だけど、何せ藤岡信勝氏だから! つくる会の魔の手がここにまで(つくる会陰謀論)! 恐ろしい。