「塾禁止」に結構賛成だったりします

教育再生会議野依良治座長の「塾禁止」発言。
http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200612230248.html


「塾禁止」っていうのは、懐かしい言葉だなあ。昔、家で似た様な会話をよくしていた記憶があります。


恥ずかしながら、僕の家は、父が小さい頃に死んで、母子家庭だったため結構貧乏でした。それで、僕は塾には一度も行く事がなかったのですが、やっぱりクラスメートとかは塾とか予備校に通う人もいるわけで、家で母と「塾なんて無くしたらいいのに」と言ってた記憶があります。


それは、貧乏人の僻みと言えば僻みなんですが、「家が金持ちだからと言って、学力面で優位に立つのはおかしい」という気持ちからでした。もちろん塾に行かなくても勉強は出来ますが、塾に行った方が学力を身に付けるのが容易なのは確かですし。


今では経済的にはそれなりに楽になりましたが、その時の価値観は今でもあんまり変わっていなくて、親の金で子供が得をするというのは、あまりスカっとしませんね。実現できるかどうかは別として、相続税100%とかいう意見に、結構心魅かれたりします。


なので、安直な意見だというのは承知の上で、法的にどうなんだとか、そういった話は別として、個人的な気持として「塾禁止」という言葉には賛成したくなってきますね。塾だけでなく、公立校のレベルを私立校より高くして欲しいとも思うし。


本人がどうしようもないところで、差がついてしまうというのが、感覚的に凄く嫌なんですね。家に塾行かせる経済的余裕があるのか否かって、その子供本人じゃどうしようもない事だからなあ。