国歌斉唱の人件費

http://d.hatena.ne.jp/sava95/20070101/p2

「新しい教育基本法の理念に基づき、日本の伝統や文化、歴史に関する教育を充実し、国を愛する心や国旗・国歌を大切に思う気持ちを育む」「教育現場のみならず、官公庁や企業、スポーツイベントなど、社会のさまざまな場面で日常的に国旗を掲げ、国歌を斉唱し、これを尊重する心を確立する」ことが明記された。



今日から官公庁は仕事始めで、僕のところでも、職員を集めてトップからの年頭の挨拶(訓示)みたいなのがあって、またその話が結構長かったから、「挨拶を聞く職員の人件費も馬鹿にならないから手短にすればいいのに」と思ったりしたのですが、ふとこの記事のことを思い出して、「日常的に」官公庁で国歌が斉唱されるようになったら、その人件費って一体どれぐらいになるのだろうかと、ちょっと考えてみたくなりました。


とりあえずもの凄く大雑把に、このサイトから公務員は全国で400万人、平均月給は地方公務員の給与実態調査の数値を参考に40万円、8時間労働、月勤務日21日、国歌の斉唱に2分かかるとして考えると…


2÷(8×60×21)×400,000×4,000,000=317,460,317


勤務時間内に斉唱すると1回あたりの人件費は、概算して3億円ですか。「日常的に」との事なので、朝礼みたいな感じで、毎日斉唱するということになったら、1年に700億円ぐらいかかる計算になりますね。


上の金額の試算がどの程度正しいかというのは別として、官公庁で国歌を斉唱するというのは、当然その時間分の人件費が税金で費やされてしまうということなんですが、なんか無駄遣いの様な気もしますね。その分を言いだしっぺの経団連が負担していただけるのなら話は別ですけど。もしかすると勤務時間外に無給で斉唱しろと言う話になったりして。「サービス残業」ならぬ「サービス斉唱」。