伝統や品性が好きな伊吹文相

伊吹文相の事務所費流用問題について。
呆れた「規範意識」 - 暫定日記 / 日々の泡

各氏は口を揃えて「問題はない」「適法だ」「違法性はない」と主張しているが、そもそも問題がないかどうか、適法が違法かは本人が判断することではない。自信をもって逆風に立ち向かおうというのであれば、公明正大に明細を示し、他の判断に委ねてみたらどうか。そうでなければ理解は得られまい。



あと、以下のサイトで今回の問題関係の新聞記事がまとめられています。
伊吹文科大臣の不正疑惑+志帥会との関係


前に京都で伊吹文明さんのポスターを見たことがあるけど、この方も「伝統」とか「品性」とか「規範」というのが結構好きな人なんですよね。で、教育基本法が改正した時のウェブサイトのコメントがこれ。


いぶき文明公式ウェブサイト

その結果として、日本が活力に充ち、日本人が品性を取り戻したときは、今回の教育再生作業を担ったものはこの世にはいないでしょう。

格差顕在化による勝者のおごりと敗者の無気力、結果重視のあまりの法律違反や法律以前の規範意識の決如等々。

祖先が積み上げた伝統と文化のなかから、社会には暗黙のルールが存在します。護るべき権利や自由には、義務と規律が伴うことを知り、公共の精神を身につけた日本人を取り戻すことです。経済の小泉内閣を、教育再生の安倍改革が補完できた時に、真の日本再生が実現するのではないでしょうか。



こう「品性強者」「規範強者」として語られると、今回の事務所費流用問題について、「お前の品性や規範はどうなんだ」とやっぱり突っ込みたくなりますよね(松岡農相の方はいかにもって感じの人なのであまりそういう気も起こりませんが)。法律上は問題なかったと主張されても、法律以前の規範意識の欠如を問題視していたのはあんたですかな。