日経で記事になった年金横領問題について

http://d.hatena.ne.jp/paco_q/20070625/1182717737

年金保険料の一部を収納担当の職員が横領している事例があるとして，社会保険庁は全国の実態調査を始めた。保険料横領は発覚している分だけで2002年までに1億1000万円を超すと判明，未発覚のケースもあると見られる。社保庁は市区町村職員を調査する方針だが，同庁の地方出先機関も対象になる可能性がある。

国民年金の保険料は02年度まで市区町村が徴収していた。社保庁は，市区町村の職員が保険料を横領した事件に関し実態調査を始めた。

痛いニュースでも｢社保庁職員による“年金保険料横領”｣とかいう見出しになっていたし、社会保険庁（職員）批判の声が大きいこの記事だけど、今回明らかになった問題の範囲では、当時年金徴収の事務を行っていた市区町村職員の問題だと思うので、職員のモラルのなさや管理の甘さを叩くなら、社会保険庁より市区町村の方だと思う。


ネットの日経の記事では、｢国民年金の保険料は02年度まで市区町村が徴収していた｣以降の部分が省略されていたので、社会保険庁職員が横領したと誤読されているような感じですね。


そう思われても仕方ない事を社会保険庁がしているからだ、という意見もあるのかもしれないし、バッシングされている最中というのはそんなものかもしれないけど、でも自治体職員が横領したという可能性が高い問題で、（公務員全体として叩かれるのならまだしも）社保庁職員が叩かれているのを見るのは、ちょっと釈然としないというか…。僕自身が自治体職員なので、｢自分達が叩かれずに済んでいる事に対するやましさ｣みたいなものもあります。