「南京の真実」はシェンムーになるのだろうか

id:Apemanさんのところで、映画「南京の真実」が3部作になっていた事を知る。


映画『南京の真実』は3部作? - Apeman’s diary

【 映画「南京の真実 第一部 ・ 七人の死刑囚」 完成試写会 】


南京攻略戦に際しての「虐殺」のかどで裁かれた老将・松井石根をはじめ、従容として死に就いた7人のいわゆる「A級戦犯」たち。


史実に忠実に描く彼らの最後の24時間と、その人間像から見えてくるものとは?


映画「南京の真実」三部作の第1弾となる 「七人の死刑囚」 の、完成試写会のお知らせです!



最初の製作計画から、いつの間にか内容が縮小分割されて第一弾が出るというパターンで、数年前に発売されたセガのゲームソフトのシェンムーを思い出した。最初は壮大なゲームだったのに、発売される時はいつの間にか「第1章 横須賀」に。そして結局は、物語が完結しないままフェイドアウト…。


そう考えると、「A級戦犯の最後の24時間を描く」というのも、穿った見方をしたくなって、つまりはこれってかなり簡単で安上がりな作り方なんじゃないだろうかと。最後の24時間を追いかけるだけだったら、7人のキャスティングで済んでしまう。もちろん回想シーンとかも入るだろうから、まさか出演者が7人だけという事はないだろうけど。


僕も仕事で、実情をよく分からない上層部が大きい事を言って、実際の事業の段階でそれを形にするのに色々と苦労する事がある。だから、「南京の真実」の映画制作もあまり順調に進んでいないみたいだし、色々と大変なんだろうなというのは分かるけれど、でも「左翼のせい」と言い訳が出来るのは(皮肉抜きで)少し羨ましい。僕の仕事の場合は、そんな言い訳は通用しないので…。