呪詛になっているかどうか判りませんが

id:mojimojiさん、id:t-kawaseさん経由。呪詛になっているかどうか判りませんが、週刊新潮の白々しい回答について。
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=393

このような犯罪の再発を防ぐためには、米軍側に厳しい処罰や規律の厳格化を要求するだけでは十分ではなく、その一方で住民の側も自衛措置を講じる必要があり、特に、海兵隊員が時に危険な存在に変わりうることを子供たちに徹底的に教え、指導していかなければなりません。当該記事は、被害者に配慮しつつ、そのような再発防止策が必要であるという観点から書かれたものです。以上、回答いたします。     



どう見ても完全に確信犯的な回答ですね。記事にする段階で、何かしらの抗議を受けたら、こういう言い逃れをしようと考えていたんじゃないですか。花岡氏のブログのコメント欄でもそうなんですけど、記事や発言を批判されると「犯罪を抑止するという意図があった」と逃げを打つ。それか予め「リスク管理」と称しつつ、この様な発言をするか。いずれにしても「犯罪抑止」や「リスク管理」がセカンドレイプ発言の格好の避難場所になってしまっている。


それこそ、週刊新潮には光市事件や磯谷利恵さんの事件についても、「被害者に配慮しつつ、そのような再発防止策が必要であるという観点」から書かれた記事を期待したいものです。『見知らぬ男性を家に招き入れるのは危ないとわかっているのに招き入れた主婦』とか。これは、別に「何故この事件については発言しないのか」という揚げ足取りをしたいわけじゃありません。


というのも、リスク管理はその重大性を「影響度×確率」で算出して、重大なものから対応するべきであると、以前に受けたプロジェクトマネジメントのリスク管理の講座で習いましたから。それだったら、命を奪われるという影響度は極めて重大なんだから、犯罪防止とかリスク管理とか言うのなら、まず殺人事件から上記の様な記事を書かれるのが適当なんじゃないでしょうか。「酷い被害にあった被害者の人達を更に傷つける、不謹慎だ」というのなら、暴行事件でもそれは一緒なんですから。暴行事件はこの様な記事を書いても許される大した被害でない事件だと思っているのなら仕方ないですけど。


まあ、今後は沖縄の暴行事件も統計上は減るのかもしれませんね。今回の事件の経過を見たら、はじめから訴える事を躊躇する人も増えるだろうし。週刊新潮の言う「再発防止策」ってその事なんでしょう、きっと。