マル激

今回のテーマは「米国産牛肉輸入問題とは何だったのか」。


単純に経緯を書くと、BSEのために現在前面輸入禁止になっている米国産牛肉について、内閣府食品安全委員会プリオン専門調査会で、「北米産牛肉と国産牛肉を同じ基準でリスクを評価することは科学的に困難だが、北米産牛肉の輸入再開条件(生後20ヶ月の牛で危険部位を除去)が順守されればリスクの差は非常に小さい」との答申が出され、輸入が解禁されることになったもの。


ちゃんと対策が採られるのであれば安全なのは当たり前で、米国やカナダの肉がその対策が採られているのかどうか問題なのに、「そこんとこはわかんないけど、ちゃんと対策されていれば安全」と答申するんだったら、諮問している意味ないじゃんというのは、素人でも思うことで、神保さんも宮台さんも番組最初で早速その点について突っ込みを入れていた。


マル激を見る限りでは、アメリカの対応はかなり杜撰みたいだし、これからちゃんと対策が採られるかどうか(口ではやっているというだろうけど)についても信頼が置けない感じ。牛肉を食べるのが今更怖くなってきた。生肉は原産地が分かるからいいけど、加工品や外食の場合が特に…。神保さんはラーメンやスープが特に気になると言っていたけど、その他にも、知らない間にそれとは知らず口にする機会も多々ありそう。


ネットとかで、「ここに米国産牛肉が使われている!」的運動が盛り上がればいいなと思うんだけど、まあ無理だろうな。ネチズンの関心も低いしね。