懸念していた人が「信じられない」と言う不思議

臨時議会 | 東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」by Ameba

一般質問の中で、ある議員さんから以下の指摘を受けた。「農水大臣との確執・対立は県益を損なうのでは?」 この指摘に、個人的にはちょっと驚いた。
この発言は、「農水大臣と対立していると、今後、補助金交付金等を削減され兼ねなく、宮崎のためにならないのでは?」というような意味合いが含まれていると思われる。

あくまでも議員の懸念・杞憂であろうが、そんなことが実際にあるのだろうか? 信じられない。果たして、あっていいものだろうか? 



東国原知事のブログのいくつか前の記事。
読売新聞社説について | 東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」by Ameba

他に、復興支援・補助金交付金等を削られ、報復される懸念を感受したから、薦田氏にお願いする方針にしたのである(実際、関係者から、報復されるのではないか? という示唆を受けた)。



結局 | 東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」by Ameba

加えて、これらを拒否すれば、今後の国の復興対策支援や交付税等にも影響が懸念された。いわば移動制限解除や復興支援を人質とした農水相のやり方は姑息で卑劣だと言わざるを得ないが、「法」や「権力」を振りかざされるとやはり我々は屈せざるを得なかった。



いや、これは凄い。民間種牛の殺処分の時に、「補助金交付金農水相が人質にしている、だから屈せざるを得ないのだ」と言っておいて、議員が質問すると「議員の懸念・杞憂であろうが、そんなことが実際にあるのだろうか? 信じられない。果たして、あっていいものだろうか?」と言う。いや「懸念がある」と言ったのは知事本人ですから。


これが、大した関心を向けられていない小さい問題なら、まあ前に言った事を忘れたのだろうという解釈もできるのだろうけれど、種牛の殺処分の決断は、彼にとっては極めて大きな問題であったはずで、その決断の理由の一つにあげて、農水相を姑息で卑劣だと言っておきながら、10日近くたったら、それがなかったことになっているのは、さすがに驚く。これが情報戦や印象操作とかでなければ、一体何なのだろう。